同じ「イカの町」助けたい 函館の企業 イカ釣り漁船で地元企業などから集まった支援物資 被災地に届ける

最大震度7を観測した能登半島地震。道路が寸断され陸路での物資の輸送が難しい中、函館のイカ釣り漁船が海から大量の支援物資を被災地に届けました。

崩れた住宅に…海に沈んだ船。
地震と津波の被害にあった石川県能登町の小木港は函館・八戸と並ぶ「日本三大イカ釣り漁港」として知られています。

同じ「イカの町」を助けたいと立ち上がったのが函館の地元企業です。

カネス杉澤事業所・杉澤真吾代表)
「年に2回ぐらい小木港にイカを水揚げしていた経緯がありまして同じイカの町ということで困った時はお互い様ということでなんとか支援したいなと」。

建設業を営む「カネス杉澤事業所」は今月12日、グループ会社が所有するイカ釣り漁船に大量の支援物資をのせて函館港を出発。おととい石川県能登町の小木港に到着しました。
届けた水や食料、日用品などは函館近郊のおよそ40の企業や団体から集められたものです。

カネス杉澤事業所・杉澤真吾代表)
「食料も全然来ていないような状況だということで、船を出すことに決めたんですけど、うちの物資だけだとまだまだ船なので詰めたものですから」。

丸井今井函館店も今回、災害時のために備蓄していた物資を寄付しイカ釣り漁船にのせました。

函館丸井今井・橋淳央社長)
「食べ物、飲み物、寝袋、トイレこの辺が災害用に備蓄していたアイテムでありましたので、これを送らせてもらいました。みんなの過去の経験を踏まえた総意だったのかなと」。

2011年の東日本大震災で津波が押し寄せた函館市。観光名所の函館朝市も甚大な被害を受けました。

坂詰怜記者)
「函館朝市では被災地を支援しようとこのように募金箱が設置されています」。

募金の送り先は地震後、大規模火災に見舞われた輪島朝市です。

函館朝市協同組合連合会・藤田公人理事長)
「東日本のときも函館朝市が被害を被った時に、輪島のほうから義援金を送っていただいているんですよ。われわれとして他人事でない、焼けた跡を見ると気の毒でなんとか復興していただきたいという思いがありますね」。

被災地にイカ釣り漁船で支援物資を届けた企業には能登町役場から「復興にはまだまだ時間がかかりますがみんなで力をあわせてがんばっていきます」とFAXが届いたそうです。

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コメント

  1. @akimotopei3842 より:

    助け合いの精神。イカしてるぜ❤(⁠・ั⁠ω⁠・ั⁠)

  2. @azumi8918 より:

    「これはイカん」と立ち上がった函館の企業が素晴らしい。