【釣り百景】#521 晩秋の北海道、聖地尻別川でビッグレインボーを追う #尻別川 #ニジマス

北海道の道央を流れる尻別川。この川の魅力は羊蹄山を抜きに語れない。水源は千歳川の水源でもあるフレ岳だが、喜茂別町市街地付近を過ぎ、羊蹄の山裾を沿い始めると、豊富な湧水を集めて流れる。羊蹄山は標高1898m。美しい円錐形であることから、蝦夷富士と呼ばれる。生息する魚種は豊富。上流から見ていくと、まずはエゾイワナ。古くからダム開発が繰り返されてきたことから、上流域には陸封型が多い。これと同じ理由で、降海型が多い道内では珍しく、陸封タイプのヤマメもいる。このヤマメが、良好な河川環境に支えられ大型に育つ。短い夏に急成長するヤマメは幅広で、素晴らしいファイトを見せる。そのほか、ヤマメの勢力圏から下流にはニジマス。支流にはオショロコマも生息する。一部エリアにブラウントラウト。海とつながるエリアにはアメマス、そしてアユ。北海道に生息するほとんどの淡水魚種がいるといえるかもしれない。

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