緊迫「海上保安部だ!動くな」密漁検挙の瞬間 川でひっかけ釣り 10月下旬までに男女合計13人検挙

2022年秋、北海道胆振地方の河川で、産卵のために遡上するサケを狙った密漁が相次ぎ、室蘭海上保安部はこれまでに13人を検挙しました。

 海上保安官:「室蘭海上保安部だ!動くな!何していた?」

 密漁した男:「サケ釣っていました」

 海上保安官:「ダメでしょう」

 緊迫した検挙の瞬間。

 これは北海道南部の白老町の敷生川(しきうがわ)河口付近で、サケ4匹を密漁していたとして、北広島市の会社員の30代男を、海上保安官が検挙した瞬間の映像です。

 男は河口付近で、サケを獲ったうえ、禁止されている、カギを使用する漁法「ひっかけ釣り」で密漁していまいた。

 室蘭海上保安部によりますと、9月中旬から10月下旬までの間に、北海道漁業調整規則違反や水産資源保護法違反などにより、札幌市や苫小牧市など北海道内に住む20代から60代までの男女、合計13人を検挙したということです。

 いずれも、胆振管内の保護河川で、人目につきにくい夜間・早朝に、産卵で遡上するサケを狙って密漁していました。

 このうち、札幌市の会社員の30代の男とアルバイト従業員の20代の女が検挙された事件は、9月10日午後9時ごろ、白老町の敷生川河口付近で、引っ掛け釣りで、サケ4尾を密漁したとして、海上保安官が検挙しています。

 また、この密漁に使うと知りながら、”カギ”2本を貸し、犯行をほう助したとして、札幌市の40代の男も検挙されています。

コメント